Beedol-Q1飛行


  まずは4分の1サイズのテスト機を飛ばそう

Beedolキャド画像 Beedol-Q1写真
 さあBeedolを作るにあたり、ソフトウェアの検討や最大推力の50%ほどの重量のドローンが飛ぶのか実験するために実機の4分の1サイズの機体を作りました。4分の1を意味するQuarterの頭文字と1号機なのでBeedol-Q1という機体名にしました。

  技術進歩の恩恵にあやかり、パーツのほとんどを3Dプリンターで製作します。Beedolは有機的で曲線が多いデザインなので、もし3Dプリンターが無ければかなりの時間がかかったと思います。

 プロペラも実機の4分の1サイズとなる9インチのものを採用しました。モーター8つの最大推力が23.7kgなので12kgほどを目標に製作しましたが、2.5kgほど重量オーバーでの完成となってしまいました。

 ボディの中に手を突っ込んでの配線作業に四苦八苦。
 翼の中に配線を通すのもコツをつかむまで苦労しましたが、うまくESCまで線を繋げました。ボディ内は配線でギチギチですが、条件が悪い方がノイズの影響を確認できるので良しとします。

  緊張の初フライト

 Beedol-Q1の初フライトです。自作ドローンも初めてなので何が起きるか分かりません。念のため室内でロープをつけての飛行になります。

 この頃はソフトの作りこみもいまいちでなかなか浮上しません。
しかしパワー不足という感じはないので検証を続けました。まだまだ初期の「なかなかうまく飛ばないな~」という頃の動画です。



 最初の頃はボディの下に足を追加して、プロペラを真上に向けてフライトしています。
  

  屋外での飛行は気持ちいい!

 リモートIDを登録・搭載して屋外に持ち出しました。まだロープは付けたまま係留飛行です。

 ほとんどマニュアル操縦ですのでフラフラしていますが、だいぶ飛ばすのにも慣れてきました。



 ひとまず最大推力の50%強の重量でも安定して飛びそうなことが分かりました。

 ただ、この機体やっぱり重すぎました。そして万が一墜落した場合に金銭的な被害が大きく、思い切ったソフト変更やセンサーの調整、水平飛行試験ができません。そこで、もう少し構造を簡易的にしたBeedol-Q2の製作に入ります。