白銀技研 作業場の様子   3台の空飛ぶクルマ試作機

 機体名  Beedol-Q2  Beedol-Q3  Beedol0
(フルカーボン・ボディ形状簡易版)
 全長[mm]  845mm  900mm  3,520mm
 全幅[mm](プロペラ含まず)  907mm  907mm  3,580mm
 全高[mm]  505mm  608mm  2,360mm
 重量[kg]  6.50kg  13.62kg  245kg(75kg操縦者含む)
 プロペラサイズ  7.5inch x P4.6  9.0inch x P3.0  36.1inch x P14.4
 モーター推力[kgf]  2.96kgf  3.06kgf  55.0kgf
 モーター数  8  8  8
 主要構造材料  カーボンパイプ
 光造形レジン
 光造形レジン
 透明レジン
 カーボン複合材料(CFRP)
 ポリカーボネート
 バッテリー容量  LiPoバッテリー
 266Wh
 LiPoバッテリー
 532Wh
 超高性能リチウムポリマーバッテリー
 11,674Wh
 連続飛行時間  9.2分  8.5分  15分~20分
 航続距離  -  -  20km~30km

試験フライトの様子 福島での初フライト記念写真



Beedolの5つの特徴

 
①水に浮かび水上滑走も可能
  Beedolの機体形状はカヤックのデザインを元に設計されています。まさに"空飛ぶ船"です。
  水上では8つのプロペラを低速回転させ自由に滑走します。プロペラが水上あるため、がれきや水草に邪魔されません。津波や水害発生時には初期の垂直避難から、そのまま救助活動を行うことができます。
  沿岸部や河川が多い日本では水陸両用機に無限の可能性があります。
 
②一人でも乗り降りが簡単
  Beedolは低重心設計で一人で簡単に乗り降りできます。
  またプロペラの回転面が搭乗者から離れるので安全性が高いです。
 
③45度に傾いた翼
  2枚の固定翼を搭載。垂直離着陸やホバリングは8つのプロペラを制御して行われますが、水平高速飛行に移ると翼が機体重量を支えてくれ、プロペラ推力を前進するためだけに使用できるので燃費が良くなります。最高速度は160km/hを予定。
  オスプレイのように翼角度を可変することも検討しましたが、機構や姿勢制御が複雑になり、重量や価格も増加することが予想されるため、中間の45度固定としています。その代わりに大きめのエルロンを採用し、推力の方向を最適に制御します。
 
④操縦がとっても簡単
  操作方法はドローンの操縦と同じ。コックピットの操縦桿から手を放すと、Beedolは空中の1点に静止してホバリングを続けます。
  左手レバーで上昇・下降を操作します。地面が近くなると自動的に減速します。
  右手レバーを傾ければ「前に進む」「バック」「右へ曲る」「左へ曲る」といった高度を維持したままでの水平移動が直観的に行えます。この操作は水上滑走でも同じです。
  将来的には「目的地を入力するだけ」の自動運転がメインになる予定です。他の空飛ぶクルマや鳥を自動的に避けて飛行します。
 
⑤まっすぐ最短距離で目的地へ
  空はとっても広く障害物もありません。目的地までまっすぐ短時間で移動できます。
  「無人島でのキャンプ」や「山奥の湖での釣り」などにBeedolで出かける未来を想像してください!

Beedolでの釣りイメージ写真