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CONTACTBeedol2号 初の有人飛行成功!





2025年2月——
「Beedol」の実機にパイロットが乗り込み、初の有人飛行試験についに成功しました。
幾度となく繰り返された試行錯誤、幾千もの検証と改良。そのすべてが、この瞬間のためにありました。
人が未来の空を飛ぶ——その夢が、私たちの手で現実となったのです。
この飛行試験は岐阜県各務原市の公共施設の屋外テントにて実施され、
安全性と飛行安定性を厳しく確認したうえで、
複数のメディア関係者にも公開。多くの注目と称賛をいただきました。
これは未来の乗り物ではありません。
すでに空を飛び、海を渡り、自由な移動を始めています。
一人ひとりの冒険を支える、パーソナルeVTOL「Beedol」の全貌をご紹介します。


最初に人を乗せて飛んだ、
Beedolの試金石。
有人飛行を実現した、当社で2台目のフルスケールモデル。商用バンに積める差し込み式の翼と、水に浮くボディで空と水を自由に行き来できます。前後対称ボディとして低コスト・高剛性の機体を短期間で完成させました。今後はパラシュートや冗長性の高いフライトコンピュータを追加して、屋外での有人飛行試験での活用を予定しています。

未来へのテストベッド。
小さな身体で、大きな進化に貢献。
1/4スケールで設計された試験機。軽量な3Dプリントボディで、推力・浮上・操縦性の検証を目的に開発されました。初期モデルでは重量や配線の課題も多く、何度も改良を重ねた3代目では水上滑走や水平飛行にも成功。失敗を許容できる実験機として、大きな進化を支えてきました。そんな1/4スケール機も5代目になり、挙動の再現や消費電力の変化など貴重なデータを残しており、今後開発が進む国産フライトコントローラの試験にも活用されます。

大空へ、もっと遠くへ。
すべての知見を詰め込んだ最終モデル。
実用性と乗り心地を追求した次世代モデル。斜めに取り付けた後翼と小さくなった前翼により前方の視認性が向上しました。
上部ロールバーによる軽量高剛性ボディと最新の大容量バッテリーの採用により40kmの航続距離を目指します。
フライトコンピュータの冗長性や折りたたみ構造も改良され、ガルウィングドアや本革シートを採用。すぐに販売できる高品質機体を目指します。

| Beedol2号 | Beedol-Q5 | Beedol(量産型) | |
|---|---|---|---|
| 全長[mm] | 3,110mm | 904mm | 3,508mm(翼折畳時:3,320mm) |
| 全幅[mm] | 3,580mm | 905mm | 3,590mm(翼折畳時:1,360mm) |
| 全高[mm] | 1,240mm | 326mm | 1,303mm |
| 空虚重量[kg] | 162kg(バッテリー含む) | 12.5kg(バッテリー含む) | 182kg(バッテリー含む) |
| 最大離陸重量[kg] | 242kg | 13.5kg | 262kg |
| プロペラサイズ | 36.1inch x P14.4 | 9.0inch x P3.0 | 36.1inch x P14.4 |
| モーター推力[kgf] | 55.0kgf | 3.06kgf | 55.0kgf |
| モーター重量×数 | 4.0kg ×8個 | 77g ×8個 | 4.0kg ×8個 |
| 主要構造材料 | カーボン複合材料(CFRP) PET製キャノピー |
カーボンパイプ 光造形レジン |
カーボン複合材料(CFRP) ポリカーボネート |
| バッテリー容量 | 超高性能リチウムバッテリー 17,510Wh (4,378Wh×4本) 計63.6kg |
LiPoバッテリー 532Wh (133Wh×4本) 計3.3kg |
超高性能リチウムバッテリー 25,536Wh (6,384Wh×4本) 計82.0kg |
| 連続飛行時間 | 15分~20分 | 8.5分 | 20分~25分 |
| 航続距離 | 20km~30km | ー | 30km~40km |
| 最高速度 | 160km/h | 100km/h | 160km/h |
| 浮上性能 | 水上離着水・ホバリング安定性 | 水上離着水・高速安定飛行 | 水上離着水・高速安定飛行 |
| 主な特徴 | 試作2号機/前後対称ボディ/翼挿入式 | 1/4サイズ試験機/制御テスト対応 | 液晶タッチパネル/ガルウイングドア/操縦桿搭載/翼折畳式 |
SCROLL
FEATURE01
Beedolは、機体の主翼を折りたたむことで、商用バンに積み込めるほどのサイズになります。一人でも簡単に展開・収納できる構造で、どこでも自由に持ち運びが可能。空港や特別な格納庫がなくても、車で目的地へ移動して、その場で組み立てて飛び立つ——そんな自由な空の冒険が現実になります。機動性の高さは、開発や検証のスピードアップにも貢献しています。

FEATURE02
Beedolの機体は、カヤックに着想を得た形状で設計されており、水にも浮かびます。これにより、湖や湾、河川のような場所でも離着水が可能。たとえば“無人島でのキャンプ”や“山奥の湖で釣り”といった冒険的な使い方も想定されており、まさに“空飛ぶ船”という表現がぴったりです。水陸両用の設計は、日本のような水辺の多い国において、大きな可能性を秘めています。

FEATURE03
Beedolは後部の主翼を持つことで、飛行中のエネルギー効率を大幅に高めています。垂直離着陸やホバリングは8基のプロペラで行いますが、水平飛行時には主翼が揚力を発生させるため、プロペラの推力を前進のみに集中させることができます。時速160kmまで一気に加速して翼に乗り、高速移動とバッテリー節約を両立。その結果、低消費電力で航続距離を伸ばし、環境にやさしい未来志向の設計です。

FEATURE04
Beedolは、ドローンの操作と同じ感覚で操縦できます。左手レバーで高度を上下、右手レバーで前後左右へと移動。操縦桿から手を離せばその場でホバリングを続けてくれるので、飛行初心者にも安心の設計です。地面に近づけば自動的に減速する機能や、水上での滑走にも対応した直感的な操作感が特徴。将来的には完全自動操縦への進化も予定されており、“誰でも飛べる時代”がすぐそこまで来ています。

FEATURE05
空には渋滞も信号もありません。Beedolなら、目的地まで一直線に移動でき、時間とストレスを大幅に削減します。将来的には自動運転レベル5の実現も、自動車より容易で、「目的地を入力するだけ」で、障害物や他の機体を避けて安全に飛行する未来が近づいています。アクセスが難しい自然エリアへもスムーズに到達でき、災害救助での活躍も期待できる、まさに次世代のエアモビリティです。
